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2008年11月

あっぱれなシェフ

1泊2日の検査入院から退院してきた夫が、「今日のお昼はおいしいものが食べたい」というので、ネット上で見つけて以前から気になっていた、パスタとイタリア料理のお店に行くことにしました。

普通のおうちの一階がレストランで、店内にはテーブル席が5つという、こじんまりとしたお店です。

たぶん、まだ年若いであろうシェフがお一人で切り盛りしていらっしゃいました。

11時半の開店後、予約席を除いてすぐにテーブル席はお客さんで埋まりました。

ほとんど走るように店内を慌ただしく動くシェフを見て、居合わせたお客さんたちが(お一人で大丈夫だろうか・・・)と感じているのが伝わってきました。

ですから、カトラリーセットがテーブルに置いていなかったお客さんは、キッチンカウンターへ自分で取りに行きましたし、テーブルに日が差してまぶしかったお客さんは、自分でブラインドを下ろそうとなさり、うまくいかずに、ほんとうにすまなそうにシェフを呼んでいらっしゃいました。

見るからに忙しそうなシェフは、そのたびに「申しわけありません」と丁寧にお詫びを述べられていました。

その後も次々とお客さんが来店され、シェフは大変申し分けなさそうに断りをおっしゃっていました。

中には「何時ごろだったら予約できるのか」と訊く人もいらしたのですが、シェフは「そんなこと、お客さんの前では言えませんから。」と言って、お客さんを促して店の外へ出て話していらっしゃいました。

そんな状況ですから、料理が出てくるまでに時間がかかることも覚悟していたのですが、シェフは狭い厨房の中をくるくると動き、2本の手が作業をしているとは思えないほど手際がよいのです。

驚いたのは、食材を出して空になった容器をまるでフリスビーのように投げて、見事ごみ箱に入れたことです。しかも目は手元の作業に集中したままなのです。

さらに、料理の注文内容はそれぞればらばらだったのですが、ほぼ同時に仕上げて出してくださるし、お冷が減っていれば、こちらが頼まなくても注ぎにきてくださるのです。

しかも、お料理は独創的でとてもおいしく、こんな辺鄙(失礼ですが)な処で営業されているにもかかわらず、お客さんが絶えないわけがわかったような気がしました。

ちょうど最後のコーヒーをいただいているとき、また新しいお客さんが入ってこられ、シェフは断りを述べていらっしゃいました。

夫と目配せをし合い、「もう出ますから、こちらにどうぞ。」と言ったのとほぼ同じくして、ほかのテーブルのカップルも同じことをおっしゃいました。

シェフは大層気の毒がられて、「それでは、3,000円いただきます。」とおっしゃったのです。

私たちがいただいたランチは2人分で3,600円でした。

シェフは「お料理だけの値段ではないですから。」と、ゆっくりお食事をしてもらえなかったから申し訳ないとおっしゃるのです。でも、こちらは最後までお料理をいただいたのですし、大層満足したわけですから、その対価をお支払いしないわけにはいきません。

用事があって、もう出るつもりだったし、お料理も大変おいしかったから払わせてくださいとお願いして、私は正規の料金をカウンターに置きました。

恐縮して店の外まで出て頭を下げるシェフに見送られ、あのシェフは商売人ではなく、職人さんだったと、夫と二人、感動したのでした。

そして、これは私たちの思い過ごしかもしれませんが、シェフからはうちのりくに通じるものがあることを感じたのでした。

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魔の木曜日?

今日の夕刊に「魔の木曜日」という見出しのコラムがありました。

アメリカで株価が暴落したのが、決まって木曜日だったというような内容だったのですが、

そういえば、私、このところ木曜日にポカが続いておりまして。

先週の木曜日、夕方頃、携帯電話が見当たらないことに気づきました。そこで探しておけばよかったものを、きっとバッグの中にでもあるだろうと、大して気にもしていませんでした。

夜も更けて、さあ、寝ようかという時になって、携帯電話のことが急に気になりまして、あちこち探してみましたが見当たりません。電話をかけてみてもマナーモード。「だから、いつもマナーにはするなって言ってただろ。」と、夫には叱られる始末です。

家にないとすれば、最後に携帯電話を持って出たのはかいりのそろばんの送り迎えです。

ガソリンがもったいないので、かいりをそろばんに送ったら、終わるまで私は近所のショッピングセンターのソファで本を読んで待っています。

あまり時計を持ち歩かないので、携帯電話で時間を確認するのですが、そのときにソファに置き忘れたとしか考えられませんでした。

ダメもとでショッピングセンターに電話をして、警備の方に事情を話したら、巡回のときにソファを見てくださるとのことでした。

深夜1時半、電話が鳴りました。携帯電話はなかったそうです。

「もしかしたら、事務所のほうで預かっているかもしれないから、明日の朝電話をしてください。」と励まされ、一縷の望みをかけて翌朝電話をしました。

「待ち受け画面は女の子の写真ですか?」と聞かれ、「そうです~!」

そのとき、どんなにうれしかったことか。

その日、かいりは代休でお休みだったので、晴れ晴れとした気分で二人、キャナルシティへ出かけました。

人様にお世話になったので、今日は恩返しをしようと思い、電車でおじいさんに席をお譲りしたら、「二駅ですから。」と、辞退されました。

天神駅では、切符を落としたご夫人に拾って声をおかけしたら、深々とおじぎをしてお礼を述べられました。

あったかい気持ちでキャナルシティへ行き、クリスマスイルミネーションを見たり、ペットショップでアポロの首輪を買ったりしたあと、ブッフェレストランに入りました。

わ~!紅茶の種類がたくさん・・・と感激しながら歩いていたら、私より少し年長の女性にぶつかり、私の手に持っていたジュースが洋服にかかってしまいました。

あわてておしぼりで拭き、「すみません、ぼ~っとして・・・」とお詫びを言ったところ、「こちらこそ、すみません。年のせいかぼ~っとして」と、逆に謝られてしまいました。

たんと食べて、さあ、帰ろうと席を立ったら、おとなりのテーブルの女性が「落ちましたよ」と、私の帽子を拾ってくださいました。

携帯電話を落としてから、まだ丸一日経っていないというのに、私ったら・・・

とまあ、先週はこんな感じでした。

さて、今日はというと、朝からサティの特招会へ出かけました。

お得意様限定ということで、入り口で招待状のチェックをしていたので、さっそうとバッグから招待状の封筒を出し、係の方にかざしながら歩いていたら、気のせいかへんな顔をされたような・・・

そんなことはすっかり忘れて買い物に集中し、さあ、帰ろうとしたら駐車券がありません。

バッグの中をあさっていたら、あることに気づきました。

私が招待状のつもりで係の人に見せていたのは、自動車保険の証書が入った封筒だったのです。

保険の更新が済み、送ってきた新しい証書を車に置いとかなきゃと思い、出掛けにバッグに入れていたのでした。

きっと係の人は(なんじゃ、こりゃ)と思ったことでしょう。

結局、駐車券はバッグに入れていた本の間に挟まっていました。

買い物で疲れ、探し物で疲れた私でした。

来週の木曜日は何事もありませんように!

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アポロはお兄ちゃん

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先日、かいりがアポロの実家に遊びに行って、アポロの弟(妹?)たちに会ってきました。

やっとよちよち歩き始めたところです。

うちに帰ってきたかいりは、アポロを抱っこして「おっき~いsign01重た~いsign03」と叫んでました。

ちょっとピンボケしてますが、とってもかわいい仔犬たちです。

アポロもこんな時期があったんだろうなあ。

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鬼門!

「このところ、な~んか悪いことが続くから」と、ネットオークションで銀のネックレスを落札した夫。どうやら魔よけのつもりらしいのです。

それだけでは飽き足らず、先日突然「太宰府天満宮(注:菅原道真公をおまつりした天満宮です)へ行こう」と言い出したので、受験生であるそらの合格祈願?まだ早くない?と思っていたら、厄払いをしたかったようで。

しかし、時は11月14日。

お祓いをしてもらっているのは七五三とおぼしきご家族連ればかり。

だれがこの時期厄除けなどいたしましょう・・・

結局、「災難除け」のお守りストラップを購入し、早速携帯電話に付けていました。

ものすご~くインパクト大ですsign01

そんな話を友だちにしていたら、鬼門が話題に上りました。

そういえば、引っ越したときから現在まで、そういうことに構わずに過ごしてきた私たち。

しかも、鬼門は不燃物置き場にしているではありませんか・・・

もしや、あんなことも、こんなことも、鬼門に気を遣ってこなかったせい?

と、すごく気になりだしまして、早速友人から鬼門のお手入れ(?)を教わり、実行すべくお買い物に行ったのでした。

私「鬼門に撒くお酒は、やっぱり御神酒がいいのかな?鬼門用御神酒なんて売ってないよね?だったら、大峰神社のおみくじで当たったのは月桂冠だったから、それにしよう。盛り塩はどこのがいいんだろ?」

夫「やっぱり地元博多の塩じゃない?」

私「このあいだ行ったカフェには、招福盛り塩って売ってたけど、うちらが欲しいのは厄除け盛り塩だからね~。そういうのって、なんで売ってないんだろ?売ってたらきっともうかるのにねえ。(←あり得ません)」

などと、おとぼけな会話をしつつ、必要なアイテムを購入したのでした。

ところで、やっぱり見えないものの存在って、みなさんは信じますか?

子どもたちが小さかったころ、天井に向かって手を振ったりしていたので、どうしたのか尋ねてみると、「おばあちゃんがいる」などと言っていたり、二階の寝室で寝かしつけていたら、「いま、いっぱい階段を上って来ているよ」などと言ったりするので、怖くてトイレに行けなくなってしまいましたshock

しかも、私は子どもをドア側に寝かせ、その子にすがりついて寝るという、なさけない母親なのでした。

今でも、昼間、アポロが突然びくっとして、空中をじ~っと凝視していたりすると、(なんかいるんだろうなあ・・・shock)と、怖くなります。

友だちは、初めて行った料理店で、「あなたの後ろについてますよ」と言われたそうで、それ以来怖くて仕方がないと言っていました。

私も、頭や肩が重い日は、(きっとなんか乗っかってるんだろうなあ・・・)と、乗っかっているものを想像してはゾーッとしているこのごろです。

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映画あれこれ

最近見た映画です。

「RED CLIFF」は、三国志の「赤壁の戦い」がテーマなのですが、私はそもそも「三国志は中国の歴史もの」ぐらいの知識しかなく、観ても話がわからないんじゃないかな~と危惧していました。

夫は何度も「十八史略」を読んでいるため、結構あの時代には詳しく、映画館へ向かう車の中で「せめて赤壁の戦いの部分だけでも読んどけ」と、本を渡されたのですが・・・

そもそも誰がどこの国の人で、どことどこが戦っているのかもわからず、いちいち質問していたら「そんなことも知らんの?常識やんsign03」と、叱られる始末。

じゃあ、映画館で事前にパンフレットを購入して、予習すればいいや。と、思っていたのですが、パンフレットは売り切れでしたcrying

不安な気持ちを抱えたまま映画は始まったのですが、私のような人のために、ちゃ~んと日本語で時代背景の解説がありましたhappy01

映画は本筋よりも、(曹操は渡瀬恒彦が似合うな。孔明は堺雅人だよなあ。)などと、日本の俳優さんに置き換えて自分なりにキャスティングしたりして楽しんでいました。

今日は、夫は「イーグルアイ」を観たかったようなのですが、夕方からの上映しかなかったので、私の希望で「P.S I LOVE YOU」を観ました。

亡くなった夫から手紙が届くというストーリーしか前知識はなかったのですが、友情とか、親子の愛情とか、夢を叶えるパワーとか、いろんな要素がちりばめられていて、単なるラブストーリーではなかったように思いました。

何より、妻を残して先立った夫が愛情深い人で、うらやましかったですね~。

死後に届く手紙も、単なる手紙ではなく、妻が元気を取り戻せるように、さまざまな仕掛けがしてありました。

見終わった後で、夫に「先立つときにはお手紙を残していってね。」とお願いすると、「やだよ。そんなめんどっちいこと。」と一蹴されてしまいました。

「映画を観て、自分も手紙を残そうと思った人は多いと思うよ。」と言ったら、「そうだろうね。でも、実際に書く人はいないよ。」とのこと。

「じゃあ、私が先に死んだら手紙を書いておくね。」と言ったら、「いいよ。うっとうしいし。」ですって。

なんかショック・・・weep

まあ、そういう夫を選んだのは私ですから。

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進路説明会

angry今日は、そらの中学校で3年生を対象とした進路説明会がありました。

体育館にクラス別に分かれて親と子が並んで座るんですが、私は何度、居眠りしているそらを起こしたことか・・・think

私:(今、先生が大事な話をしてるんだから、ちゃんと聞きなさいangry

そら:(だって、眠くてたまらんgawk)→そして、またウトウトsleepy

私:(この中で眠ってるのって、そらだけだからねっannoy

そう言って周りを見渡すと、あらら、結構寝てる子がいるんですね!

しかも、お母さんとペアで寝てるところも・・・coldsweats01

きっと、お母さんも仕事とかの都合をやり繰りして駆けつけたんでしょうね。

そういう私も、終盤は意識が別の世界に行ってました。chickpenguinsnail

ほんとうに、親子で呑気にしている場合ではないのですが・・・

塾の面談で先生から「みんなが受験モードで頑張っている中で、そら君だけがのんびりしています。」と叱られ(あきれられ)、私は大層落ち込んで、その日から今まで以上にそらのおしりを叩いてはいるんですが、反抗期真っ只中のそらとの関係はますます険悪になるばかり。

こっちが一生懸命になればなるほど、呑気なそらを見て腹が立つんですよね。

今日も学校の先生からイヤというほど危機感をあおられたんですが(←それも私だけが。)そらはの~んびり船をこいでいる始末。

「このままでは、私立も公立も難しいですね。」と脅されているにもかかわらず、どうにかなると本気で思っているらしいそらを見ていると、ある意味すごいなって思ってしまいます。

試験前にもかかわらず、あんまり楽しそうに遊んでいたりするので

「ねえねえ、遊んでて、次の試験のこととか気にならない?高校落ちちゃったらどうしようとか思わない?心配で、遊んでても楽しくないってこととかないの?」

と聞いてみたんですが、

「ぜ~んぜんっ、気になんない。」とのこと。

(ほんとに私の息子??)って、思っちゃいました。

でも、ちょっとうらやましい気もしました。

私には、そらみたいな生き方は、きっとできないだろうから。

私も呑気なほうではありますが、ヘンなところで心配性なのです。

大きなことでは悩まないくせに、小さなことをくよくよ考えてしまうのです。

大きなことも、小さなことも、あんまり気にしないで生きているそらでした。

果たして、来春高校生になれるのでしょうか・・・

ああ、心配shock

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歯の袋

今朝のことです。

朝ごはんを済ませ、そのまま自分の部屋へ行こうとしていたりくとそらに

「ちゃんと歯を磨いてから上がりなさ~い!」

と叫んでいたら、かいりが言いました。

「“はぶくろ”って、あればいいのにね。」

はぶくろ?なんじゃろか、それは・・・??

かいりのいう事には、ごはんを食べる前に歯にはめる袋だそうで、

そしたら虫歯にもならないし、歯を磨かなくてもいいやん、というわけです。

「いいアイデアだねflairそのうち製品化されたりしてねwink

と、朝から「歯袋」で盛り上がりました。

今週、古くからの友人と、りくの恩師を亡くしました。

生きること、死んでゆくこと、そんなことをずっと考えていた一週間でした。

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